commonTitle :夏休みの自由研究課題にピッタリ!粘土でつくろう ドリームトラック&バス

粘土は子供の感性にどう響く ?

アウトプットが重視される絵やピアノなどは、「上手にできたか」という結果を気にしがちです。でも、粘土には上手下手がありません。手で触るだけだから、道具を使いこなすハウツーもテクニックも不要。感じたままを自由に形にできるのが醍醐味です。

「嬉しい」「悲しい」「恥ずかしい」といった抽象的な思いを、小さな子供が言葉で表現するのは難しいもの。言葉にできない感情を形で表現でき、気持ちが表に出やすくなるのが粘土遊びのよいところです。

感性を引き出し、伸ばす最大のポイントは「インプットをいかに豊かにしてあげられるか」。子供が「見て」「聞いて」「触れて」受け取ったことを、どう「感じる」に繋げてあげられるか。親の役割はそこに尽きると思います。

粘土遊びをするとき、子供への声掛けや関わり方は ?

「どうしてこれを作ろうと思ったの ?」と声をかけて、子供自身に説明してもらうといいですよ。親が子供の視点を知るきっかけにもなりますし、そこから会話が広がります。

大切なのは「へえ、そうなんだ!面白いね~!」と好奇心を持って(興味関心を持って)関わること。感性を育むことと上手下手はまったく関係ないことなので、親の物差しで上手とか下手とか言わないようにしましょう。さらに、子供のやることにダメ出しをするのもNGです。「クルマのタイヤは4つでしょ ?それじゃ走れないよ!」など、親の既成概念を押し付けないこと。タイヤが3つのクルマでもいいんです。

オススメの粘土遊びは ?

家族と一緒に「粘土で街をつくる遊び」がオススメ。住んでみたい家や乗ってみたいクルマなど、それぞれに「こうだったらいいな」を自由に作ります。男の子は建物や乗り物などダイナミックで大きなものを作り、女の子はスリッパやお洋服など小さなものを作る…そんな傾向も面白いですよ。

その後、さらに粘土を細長くヒモ状に伸ばした「道」でそれらを繋いで街にしていきます。行き交うトラックやクルマが挨拶し合ったり、どこかに何かを運んだり…。小さな子でも親子で楽しめ、それぞれの夢も共有できます。 最後には、街全体を大きな玉にしながら巻き取っていきます。それはまるで粘土の大玉ころがし!子どもたちもきっと大喜びしますよ。

感情を言葉にできる年齢(小学校中学年~)なら、絵日記がわりの「粘土日記」を作ってみるのも面白いです。今日楽しかったことを粘土で表現したり、その日感じた気持ちを形にしてみましょう。子供の日常を共有したり、関心事を知るきっかけにもなりますよ。

親子で粘土遊びをする際のアドバイスがあれば

片づけや汚れを理由に粘土遊びを敬遠するママは多いと思います。でも、そういう思いは子供に伝わるもの。大人が制限をかけたり我慢を強いることなく、自由にさせることで子供の感情表現はグンと豊かになります。大きなビニールシートを広げて思い切り遊ばせたり、マンションにキッズスペースなどがあれば大勢で一緒に遊ぶのも手。「雨の日は粘土の日!」としてもいいですね。

ちなみに、粘土は単色の油粘土がオススメです。カラー粘土だと色のイメージに影響されて発想が具体的になりすぎる傾向があり、「黄色=バナナ」など、記号的なものになりがち。その点、油粘土は単色なので形に集中することができ、より何かわからない、伝わりにくいものを創作しやすくなります。

他人にわかりやすいことよりも、いかに自分にフィットする表現ができるか。クルマや花などの“何か"に似せてつくるより、丸やトゲトゲなどで気持ちを表現してみる。そんなアプローチが感性開発につながると思います。

今回の作品は、子供たちが描く夢と、それらを叶えるトラックとバスに思いを馳せてつくりました。トラックはモノを運び、それを受け取る人に喜びも届けてくれる。バスは人を目的地まで運び、こんなことをしたいという願いを叶えてくれる…いすゞのクルマたちは、それぞれの形で「夢」を運んでいるのですね !

粘土作品制作・監修者
山田夏子さん
株式会社しごと総合研究所 代表取締役
ベビー&バースフレンドリー財団 評議員
システムコーチ/クリエイティブ・ファシリテーター

武蔵野美術大学 造形学部卒。株式会社バンタンにてスクールディレクターや館長を歴任、社員・講師教育、人事制度改革に従事。人材ビジネス部門の立ち上げ、キャリアカウンセラー、スキルUPトレーナーとして社内外で活動。

独立後は組織開発やチームビルディング事業を展開。
関係性を見える化するクレイワークやグラフィック・ファシリテーションを得意とし、企業や組織のチームビルディングから、教育現場でのクラスづくりや教員同士の関係作り等に取り組む。また、人の持つ創造性を引き出す「感性開発」のプログラムを、教育委員会を通じて、粘土を使い親子に提供している。

2児の母としても、未来を担う子ども達に、豊かな関係性のある社会を残せるよう日々奮闘中。

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