全国いすゞ巡り

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スケールの大きな ”ハンドメイド” の世界

Vol.61
2016/07/25
ジェイ・バス株式会社 宇都宮工場

ジェイ・バス株式会社 宇都宮工場は、路線バス専用工場

遊び心のあるバス型の守衛所で訪問者を迎えてくれる
ジェイ・バス株式会社 宇都宮工場

ここ宇都宮工場では、主に路線バスを製造しています。
工場は、大型と中型バスを一緒に生産するのに最適な
レイアウトになっていて、効率の良い生産が特徴です

繁忙期には、日当たり10台ものバスを製造します!

バス型の守衛所前は、工場内で一番の撮影スポット

さっそくバスが製造されている工場の中へ!

宇都宮工場は、大きく分けて3つの工程エリアに分かれています。
①組立 >> ②塗装(とそう) >> ③艤装(ぎそう)、の順に工場内を一周し、最終形へと仕上げていきます

ちなみに…。この宇都宮工場!工場の地図を見てみると、左側が妙に一直線に
長~~い形になっていること分かりますか(青点線のあたり)
実はこの宇都宮工場は、その昔「鉄道」を造っていたことがあるんです
この一直線の地形は、その頃の名残なのだとか
当時は、最寄駅から宇都宮工場まで線路が繋がっていて、納車するときにここを使っていたんです

車体の長いバスならでは!組立ライン

さて最初の組立ラインでは、シャシ(車の下部の土台)を3つに分けた状態で作業していきます。

まず3つのシャシそれぞれに、サビ防止のため防錆塗料をつける『電着塗装』を施します。このとき電気を利用することで、均等に塗料が付けられるんだそう

そして一つのシャシへと合体し、アクスルや床下配管などが組み付けられます。

最初にシャシを3分割して作業するというのは、車体の長~いバスならではの工程ですね

次に隣のサブラインで溶接された外板部品が、『全体結合』という場所へ集められます。

外板部品とは、フロントパネルや天井、左右の壁など、バスの外側を構成する面のことを言います

シャシに、両側面、前方、尾部、天井、を順に付けていきます。

ここで六面体に組み上げられるように、作業効率を考えた
ラインの造りになっているんですよ

最後に外側板が取り付けられると、1台分のボデーの完成です

ボデーが完成したら、塗装に入る前に、 『構体精度』 という
ゲートで検査を行います。

少しのデコボコでも色を乗せると大きなムラとなって現れる
ため、ここでの検査・発見・微調整がとても重要です。

また脱脂作業と言って、塗装直前にはここで、あの大きなバス全体を手で丁寧に拭くんです
ボデー塗装は、チリ・ホコリさえ大敵なんですね

それにしても取り付けた天井の溶接跡、ハンドメイドならではの味を感じます~

匠の技が光る塗装工程

いよいよ塗装工程です 塗装は全部で23ブース。
ベース塗装にはロボットを使用しますが、このロボなんと数年前に導入されたばかり
それまでは、ハンドで吹き付け塗装をしていたそうです

お客様毎のご要望に沿った様々なデザインは、マスキングをして何度も何度も丁寧に色を重ねていきます。
デザインを決めるこのマスキングは、今も昔もフリーハンドなんですよ

歪み一つない仕上がり まさに職人の域ですね
(塗装担当者は、『 金属塗装技能 国家試験 資格 』を保有しています)

艤装ラインでは、女性も頑張っています!

塗装が済むと、今度は艤装(ぎそう)組立ラインに突入します。
艤装(ぎそう)とは、本体に、くっつく装備品を取り付けていく工程のことをいいます

ここでは、電気サブエリアで作られた電気部品や配線用ハーネス(電線の束)、
床張り、冷暖房装置やエンジンが取り付けられます。

美人揃いのハーネス作製ラインでは、沢山の女性が大活躍!
無数にある電線を、図面を見ながら何十本、何百本と組み上げていきます。
すごい技術ですね みなさん素敵な笑顔を向けてくれました

入念なテストを経て、完成!!

シート、ハンドル、つり革などバスに必要な各装置や、タイヤ、窓ガラスまで貼られると、私たちのよく知る
路線バスそのものが出来上がってきます

最後にバス全体のチェックを行い、テスターラインでより一層の安全性を確保するための入念なテストや
調整が繰り返されると、ついに完成です!

検収ブースで、お客様にじっくり見ていただきます

通常は、工場で完成した乗用車やトラックは、工場から販売会社へ納品され、販売会社で初めてお客様にお目見えしますが、バスの場合は 完成すると、宇都宮工場内にある完成車検収棟へお客様をお招きします。
そこで、じっくり お客様が納得の行くまで見ていただきOKが出てからの納車になります。

これもオーダーメイドのバスならではの最終工程ですね

事務所の巻

もちろん事務所でも沢山の社員が働いています

満面の笑顔の大島さん(写真上)は、受注設計部の部長さん
受注設計部では、販売会社の営業担当と共にお客様のご要望をお聞きし、図面へと具現化していく重要な仕事をしています。

受注設計部には、女性社員も多数在籍しています
撮影では少し緊張させてしまいましたが、この写真からも
皆さんの和やかなムードは伝わるのではないでしょうか

そして取材を一日面倒見てくださった、総務部の高木さんと藤木さんです

なんと高木さんは、『バステクスクール』 の校長先生
『バステクスクール』 とは、バスに関わる知識や技術を、新入社員などを対象に教育するジェイバス独自の教育部門です

高木さんは、熟練工が培ってきた技術を次の世代へ伝えるべく、『バステクスクール』 で盛んに活動されています
工場見学でも、詳しく丁寧に工程を教えてくださいました

また宇都宮工場は、地域・社会貢献の一環として、近隣の小中学校や全国の専門学校向けの
工場見学も積極的に行っています
高木さんは見学者わずか3人でも、工場見学受け入れをしたことがあるそう

総務の藤木さんは、気遣いの神様というほどに、とても面倒見の良いお姉さんです
その素敵なお人柄に、取材班一同はメロメロでした~

ジェイ・バスのみなさん、一日ありがとうございました

おまけ

食堂からの完成車プール風景。
普段見ることのないバスの天井がずらり~
繁忙期には、工場内に160台もの完成車が停まるという完成車プール。
その時は、さらに圧巻の光景なんでしょうね

ジェイバスにはオリジナルキャラクターがいます
その名も、『つーりん』&『るーとん』

この可愛いキャラクターの生い立ちについては、追って公開の特別企画にて明らかになるかも


観光バスを製造している小松工場の紹介はコチラから

みんなからのコメント

  • 「すごい!」 投稿者:バスっ子 2016/07/27 13:19
    バスがここまで手作りとはビックリしました。
    家から近いので、いつか宇都宮工場さんを
    訪問してみたいです。

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