全国いすゞ巡り

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【神都バス】 路面電車「神都線」の復活

Vol.42
2014/03/20
三重いすゞ自動車株式会社 広域・バス営業部

今回の「いすゞ巡り」は、三重いすゞ自動車株式会社の紹介ですが、
とある「特別なバス」についてピックアップしたいと思います

まずは、三重いすゞ自動車をご紹介しましょう
こちらは三重県津市にあります、三重いすゞ自動車本社の写真です
近くの歩道橋から撮影しました
右奥に見えるのは津支店、手前の道路沿いにある建物が本社です

三重いすゞ自動車の本社建物の道路側、ガラスになっていますが、
こちらに可愛らしいペイントを発見しました
もともと、本社の建物は、ショールームがありましたが、今は事務所になっており、内側からブラインドを設置したところ、道路沿いから見てとても寂しいガラスになってしまい、このようなペイントを施したとか

しかもよくみてくださいこちらの絵、単なるトラックやバスの絵ではなく、きちんと「ISUZU」のバスやトラックなんですオリジナルで製作を依頼しました夢を乗せて子供たちを運んでいるようすが可愛らしく、とても印象的です

*2016年より、ショールームのガラスデザインを一新しました
ぜひ新しいデザインもご覧ください → → → こちらから

続いて、三重いすゞ自動車のバス担当者を紹介しますね

左が三重いすゞ自動車 広域・バス営業部の小室さん、右が部長の久保さんです
これからお伝えする「特別なバス」について、生みの親の一人である小室さんが語ってくれました

その「特別なバス」とは一体??

正解は「神都バス(しんとバス)」と呼ばれる、こちらのバスです

このバス、一体何がどう「特別」なのか??
それを知るには、、、少し歴史を紐解いていかなければなりません

はるか昔…。伊勢神宮のある伊勢は、「神都」と呼ばれ、信仰の聖地として崇められてきました
明治36年より、この伊勢の地には、「神都線」と呼ばれる路面電車が走っており、伊勢神宮への多くの参拝客を乗せて走っていましたが、その「神都線」は昭和36年に廃線になり、約半世紀が経ちました

そして昨年この「神都線」が「神都バス」という形でよみがえったのです

この「神都線」から「神都バス」への復活のきっかけは、平成25年の伊勢神宮「第62回式年遷宮」でした。

三重県内でバスを運行している、三重交通さまから、三重いすゞ自動車の小室さんへこんな依頼がありました

「ちょうど式年遷宮の1年ほど前でした。三重交通さまの、車輌担当者から『当時の路面電車を表現できるレトロバスを製作してみたいという話をもらいました。すごく素敵な企画だとは思いましたが、大変だとも思いましたね…。まず、私はその電車の実物を見たことがない、さらに路線バスで路面電車を再現するには色々な法律の規制を乗り越えなければいけない…。そして、時間は1年…。本当にうまく出来るのか?不安がありました」
と、小室さん

「三重交通さまの車輌担当者、さらにボディ製作会社である東急テクノシステムさまと、私たち三重いすゞの3社で、まさに『三位一体』となって知恵を搾り出しました
式年遷宮に合わせた
『一大プロジェクト』でしたからね

「公道を走らせるためには、道路交通法やバリアフリー法の制限をクリアしなければなりませんが、でもリアリティーを出して出来るだけ当時の路面電車に近づけたい そんな思いで、過去の写真や図面を引っ張り出してきました。さらに、当時路面電車として走っていたときを知る、三重交通さまのOBの方たちへ写真をお借りしたり、直接話を聞いたりして、当時を忠実に再現しようと試みましたね

新車のバスを改造していきました
左上はまだ何も改造されていないときの「神都バス」の元の姿、です
よく走っている路線バスそのものですよね

それが、改造後、右下のような形になりました

車内もこだわりました
木目調にし、バスの特徴も残した、横向かい合わせのロングシート

握り棒は、「真鍮(しんちゅう)」を使用し、ピカピカです
もちろんつり革も付けました

そしてこちらも電車ならでは
左側の写真は、電車が発車する際の電鈴として使われていたベル
忠実に再現し、現在でもバスの発車の際に「ちーーん♪ちーーん♪」と鳴らしています

右側の写真は、車内の室内灯
こちらも電球色にこだわり、かつ台座はもちろん真鍮(しんちゅう)です

外装ももっと細かく見ていきましょうか

こちらは側面です
もともとは電車なだけあり、こんなところもこだわりが
電車の装置を細かく再現しています

そしてこちらは窓
当時と同じ、「三分割風ガラス」にしました。

当時の電車は「二段式窓枠」といって、上段は固定、下段が動くような仕組みになっていたようですよ

こちらはお尻部分

後方のガラスも三分割風ガラスで、電車の昇降口がきちんと描かれています
車体表記もリアル

また、写真では写っていませんが、天井には電車が電気を集めながら走る際に立てている「集電ポール」までもが付いています
(集電ポールは公道を走るときは畳めるようになっています

もう一つ、苦労した点は、上方の「丸み」
当時の電車を忠実に再現しようと思うと、どうしてもこの「丸み」が必要でした

リアリティーを追求し、この天井はアルミで作りました

「ここまで細部にこだわり、いろいろな人の協力をもらって、ついに、平成25年の7月3日。無事に出発式を済ませることが出来ました
出発式にも立ち会いましたが、『納車できて本当に良かった』という安心感でいっぱいで、感無量だったことを覚えています」

小室さん

「今でも走っているのを見かけると、ついつい感動していまいますね
こうやって少しでも地元地域の活性化に貢献できていると思うと、携わることが出来て本当によかったな、と思います


と誇らしそうに語ってくれました

こちらの「神都バス」
式年遷宮の年は終わりましたが、現在ももちろん活躍中で、三重県の、JR線・近鉄線の「伊勢市駅」から「伊勢神宮の外宮前経由、内宮前」までの区間を、一日5往復しています

式年遷宮の年には、参拝のお客さんも多く、とても混雑していましたが、今はとても落ち着いてお参りできます、とのこと



皆様も、「日本の最大の聖地」を、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
清流「五十鈴川」も出迎えてくれますよ
皆さんご存知ですよね?「五十鈴川」は、「ISUZU」の社名の由来であり、「ISUZU」にとっても聖地なんですよ

みんなからのコメント

  • 「路線バス」 投稿者:工藤啓之 2014/04/13 12:27
    いすゞの路線バスは
    「市営バス」と「JRバス」と「岩手県交通」があるんです。
    僕はいすゞ路線バスが大好きです。

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