事務局Blog

HaKoBu事務局からのお知らせやぷちネタ、読者の声などをお届けします。

命を ”はこぶ” ドクターカー

福島の会津磐梯山の山々が、とても綺麗に見える良く晴れた日…
会津若松市にある財団法人 温知会 会津中央病院 を訪問させて
いただきました。

温知会は、医療事業や介護事業の構築、新棟建設や救命救急、高度医療等の経営戦略などを展開されています。
医療だけでなく、地域の社会福祉に貢献されている『会津中央病院』
地元の人々に、親しまれ 愛されている 病院でもあります。

『会津中央病院』には、緊急を要する患者さんに対し、高度な集中的治療を24時間無休体制で行う『救急救命センター』が設置されています。

会津地方は千葉県と同じくらいの広大な面積で、また山が多い地域です。
山間部では救急搬送に長時間かかり、2時間近くかかる地域もある程で、
搬送途中で患者さんの状態が悪化してしまうことも有ったそうです。
そこで、診療までにかかる時間を少しでも短縮させ、患者さんの救命率を
向上させるため、1986年に『ドクターカー』が導入されました。

右の写真が、導入から4代目の『ドクターカー』 です!
(いすヾのエルフがベースになっています
なんとも凛々しく、頼もしい姿ですね
この『ドクターカー』は、ドッキング方式という運用で活躍しています。
病院へ搬送中の救急車と、出動した『ドクターカー』が路上で中継し
患者さんの受け渡しをするのです。

このドッキングを中学生の時に路上で見かけ、そこでテキパキと働く
看護師さんに憧れ、看護師になる事を夢みた女性がいます。
その女性が、『会津中央病院』看護師の『渡部さん』です。

路上に停車した『ドクターカー』の周りで働く看護師さんを見て、当時中学生だった『渡部さん』は、「あの人はいったい、何をしているんだろう?」と疑問に思い、その疑問が興味につながり、看護師になりました。

出動要請を受け、『ドクターカー』に乗り込んでから現場到着までの間、『渡部さん』は、数多くの準備に追われます。
到着後に処置に使われる器具や機材を予測し準備を整え、到着後はドクターの補助をしながら、患者さんに声かけもします。
事故現場などでは、ドクターや患者さんの安全が守られているか?確認する役割も担います。 ドクターとのコミュニケーションが、何よりも大切だと、『渡部さん』は語ります。

そして、ドクターの『大村さん』も、看護士や、運転手とのチームワークの重要性を語ります。
出動の際に入手できる情報は様々で、詳しい状況が届くことも有れば
「30代、男性」というような、少ない情報だけで乗り込むこともあります。
運転手に到着までの時間を確認し、看護師に準備すべき機材を指示したりと…ドクターは全ての判断を任されます。

ドクターの『大村さん』は、到着した現場で患者さんの状況を確認すると、『ドクターカー』に積まれた限りある機材の中から、今できる最善の処置を判断します。
『病院に戻ってから他のドクターに、こういう処置方法もあったのではないか?と言われると、落ち込むこともあります。救急救命のドクターは常に自分との戦いです』

ドクターと共に出動する『ドクターカー』は、当然「車」への信頼性が必要です。 車の日常点検は救命センターの事務担当者が日々点検し、法令点検では会津支店がメンテナンスさせて頂いています。また、搭載されている医療設備は、定期的に臨床工学技士(CE,ME)が、常に出動態勢を整えています。

多い時には、1日5回も出動することが有る『ドクターカー』は、多くの人々に支えられています。

『ドクターカー』には、運転手1名、ドクターと看護師を1名以上を乗せて出動します。( なんと 要請から出動まで、平均3分50秒だそうです)

車内では、人工呼吸器・超音波診断装置・除細動装置の他、様々な医療機器を使うので、予備のバッテリーも一緒に搭載しています。

また、限られた車内スペースを有効に使うため、様々な工夫もあります。
運転席の後ろに仕切りを兼ねた収納スペースを作り、そこには運転手と話せるよう、窓になっています。(左写真の、矢印の部分)

ところが 後方に乗車している、ドクターや看護師は、この仕切り窓からしか前方の景色が見れないため、山間部などを走ると酔ってしまうことが有るそうです。
『この仕切り板を、透明なアクリル板にしたら、視界が広がるかもね』と…『大村さんや渡部さん』からは、 アイデアが出ていました。
実際に新しく『ドクターカー』を作る際には、ドクターや看護師の意見も取り入れてより改善を加えた『ドクターカー』が出来るそうです!

『会津中央病院』『ドクターカー』の車体には、5つの絵が描かれています。

「通報」「心臓マッサージ」「AED」「搬送」そして最後は『愛』。
人の命を救うには、人の愛が何よりも大きな力になります。
そして…その『愛』を支える『ドクターカー』もまた、常に出動できるよう、たくさんのスタッフに支えられていました。

今回は、ドクターカーの取材という非常に貴重な機会をいただきました。
一人でも多くの患者さんを救うために…。まさにそこは命を”はこぶ”現場です。

そして…患者さんの命を救うために活躍しているいすゞ車を見て、
HaKoBu事務局もちょっと誇らし気持ちでした

みんなからのコメント

  • 「このクルマ欲しい!!」 投稿者:おー 2012/07/03 18:40
    かっこいいっ! なんて素敵なフォルム&スタイリング!!
    救急車はマイカーにできないので、キャンパーとして欲しいと思うのは私だけ・・・ですね?

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