いすゞマニア座談会

番外編:座談会で披露したマル秘ネタとは・・・お宝アイテム&画像ギャラリー

3:デザインセンター・中尾がレストア話を披露!

座談会では、ASSOのレストア活動を写真で紹介。当時活動の中心メンバーだった中尾が、
当時の記録写真をご紹介しました。

レストア活動の背景

ASSOって?

ASSOは、ピアッツァのプロトタイプであるアッソ・ディ・フィオーリのこと。79年のジュネーブショーで好評を得たASSOは、その後ピアッツァとして量産化が決定。いすゞが「デザインの強いこだわり」と「ものづくりの誇り」で輝いていた時代の代表的存在です。
魅力的なコンセプトカーを作り、極力そのまま量産車に反映することが、この時代のいすゞの「こだわり」のひとつだったのです。

Piazza(量産車/左)とASSO(レストア後/右)

レストアの目的と、その経緯は?

乗用車からの撤退後、商用車を中心にグローバル展開する道を選んだいすゞ。企業体質が変化し業務の縮小傾向の中、若い社員は、自分達のものづくりの方向性を探る状況でした。また、「何をしても無駄なのか…」という空気も充満しつつありました。そんな中で若手のモチベーションを取り戻すには?と考えたのが、この活動のきっかけです。
活動を通して、「こだわり」と「誇り」に満ちた、いすゞならではのものづくりを改めて知ることが大きな目的でした。特に若い社員たちは、ASSOから新たな気づきと刺激を受け、そこから学ぶ何かがあるはず!!…そんな期待からスタートしました。

レストアメンバーと作業前のASSO。心底クルマが好きで、やる気のある若い人を中心に、開発、生産、本社から仲間を募集。土曜の作業はまるで部活のようでした。

ASSOレストアの、貴重な記録写真を公開!

藤沢工場に20年近く放置されていたボロボロのASSOが生まれ変わるまでの記録です。

蔵出し、実車確認:

ボロボロのASSOの痛み具合を確認。このレストア作業が、どれだけ大変な事なのかがわかる。

板金:

昭和40年代にイタリアの職人 故ジョルジョ・サルジオット氏から直接指導を受けた鈴木さん。若手に匠の板金技がどのようなものなのか、手本を見せてくれた。

エンジン:

分解後、完璧にオーバーホールされた心臓部(G180 WA改エンジン)

いよいよエンジン搭載!

慎重かつ、感動の瞬間・・・

インパネ:

紛失していたインパネの復元が最大の難関!当時の写真と担当者の記憶をもとに図面を起こして復元

木とスチレンボードで骨格を製作

樹脂でしっかり補強!

補強作業後に本皮を張り、インパネ本体が完成!

本体と同じ様に写真と記憶から起こしたメーターとクラスタースイッチ。

ハーネス:

図面情報が全くないため、一本ずつ通電チェックし、ひたすら解読&修正…

タイヤ:

タイヤパターンも検討

ホイールを磨いて蘇らせます

ボディ:

こちらはドアのレストア作業

ドアガラスを組み立てているところ

ドア内部はこんな感じに

塗装:

まずは下地でパテ研ぎ。その後下塗り、上塗り後に…

マスキングをして、クリア塗装していきます

シルバーの色も当時の写真をもとに調合しました

ASSO2001完成!

20年の時を経て、蘇ったコンセプトカーASSO。

1979年完成当時

2001年、レストア後のインパネ

完成後行われた「お披露目会」。情報提供いただいたり、ASSOと量産型ピアッツァの開発に携わったOBの方々が集まりました。

オールいすゞMTGにも参加、ファンの皆さんにもお披露目!
このレストア活動後、いすゞの文化遺産を保護しようと言う気運が高まり、その後、初代エルフや産業遺産等のレストア活動にも弾みがつきました。
こういう経験も、いすゞのトラックやバスに生かされています。

信念とこだわりを持って作られたものは愛着を生み、永く使って頂ける―これこそいすゞの先人たちが目指したものづくりの姿勢。乗用車を撤退した今もそのスピリットは、今も受け継がれ、いすゞのトラック・バスにつながっています。お客様の生活の「運ぶ」を支える、今後のいすゞにどうぞご期待ください!

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